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投資・金融の数学

社会でどう使われるか

複利・現在価値・リスクとリターンを理解することで、NISAの積立金額設定・住宅ローンの総返済額計算・退職後の取り崩しシミュレーションが自分でできるようになる。銀行や証券会社の言葉を鵜呑みにせず、数式で検証する力は個人が資産を守る武器。投資を「感覚」から「数学」に変えることが資産形成の第一歩。

まず、やさしく

複利は、利息にさらに利息がつく増え方です。指数関数そのもので、時間をかけるほど効きます。

要点

複利計算(お金が増える仕組みの核心)

元本Pを年利rで運用するとn年後にAになる。複利は「利息にも利息がつく」効果で、単利との差は期間が長くなるほど劇的に広がる。NISAやiDeCoの積立はこの複利効果を最大化するための仕組み。

現在価値(PV)と割引率

将来のお金は今のお金より価値が低い(インフレ・機会費用のため)。n年後にFV円を受け取ることの現在価値はrで割り引いて計算する。投資判断・M&A評価・ローン比較はすべてこの概念が基礎。

期待収益率(投資の平均リターン)

複数のシナリオ(好景気・普通・不景気)の収益率を確率で加重平均したもの。株式投資のリターン見込みを計算する基本式。リスク(標準偏差)と組み合わせてリスク調整後リターンを評価する。

リスクとリターンのトレードオフ

一般に高リターンな投資は高リスク(収益率の標準偏差が大きい)。株式は債券より高リターン・高リスク。ポートフォリオ理論では、複数の資産を組み合わせることで「同じリターンでリスクを下げる」分散投資が可能。相関係数が低い資産を組み合わせるほど分散効果が高い。

72の法則(投資の暗算ツール)

元本が2倍になる年数を暗算で求める経験則。年利3%なら72÷3=24年で2倍。年利6%なら72÷6=12年で2倍。金融機関への相談時に即座に「本当にそうか」を検算できる実用的な道具。

図で見る

年利5%で100万円を運用すると
0200400600800万円1000年1285年16310年26520年43230年70440年

単利なら40年で300万円。複利では704万円。差を生むのは時間。

この単元を使う職業

ファイナンシャルプランナー(CFP)¥900万

投資銀行アナリスト¥2000万

CFO(最高財務責任者)¥1800万

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