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極限

社会でどう使われるか

機械学習の学習ループは「損失関数が0に収束するまで」繰り返す——これは極限の考え方だ。銀行の「連続複利」も e の定義と同じ極限式から来ている。量子力学・流体力学・統計力学のすべての法則は「極限」という概念なしには書けない。微分・積分の定義もすべて極限が土台になっている。

まず、やさしく

極限は「どこまでも近づいたら、どこへ行くか」を調べるものです。到達するとは限りません。近づく先だけを見ます。

要点

数列の極限

数列 {a_n} が n→∞ のとき一定の値 L に限りなく近づくとき、lim_{n→∞} a_n = L と書き、数列は L に収束するという。

等比数列の極限

|r| < 1 のとき lim_{n→∞} rⁿ = 0。|r| > 1 のとき発散、r = 1 のとき 1、r = −1 のとき振動。

無限等比級数

初項 a、公比 r (|r|<1) の無限等比級数の和 S = a/(1−r)。これは |r|<1 のときのみ収束。

自然対数の底 e

e = lim_{n→∞}(1+1/n)^n ≈ 2.71828…。連続複利・指数関数・微分の土台となる重要な定数。

関数の極限と微分の関係

微分の定義は f'(x) = lim_{h→0} [f(x+h)−f(x)]/h。極限 h→0 がなければ微分は定義できない。

図で見る

(1 + 1/n)ⁿ は e ≒ 2.718 に近づく
012342n=12.25n=22.49n=52.59n=102.69n=502.717n=1000

増え続けるが、2.718… を超えない。この頭打ちの値が自然対数の底 e。

この単元を使う職業

機械学習エンジニア¥1400万

金融クオンツ¥1800万

理論物理学者¥1000万

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